1908年5月20日~1997年7月2日没。アメリカ・ペンシルヴェニア州生まれ。32年にプリンストン大学を卒業すると、学生時代に演劇サークルで活動していた経験から、俳優を志す。幾つかの舞台を経験した後、「舗道の殺人」(35)で映画デビュー。38年の「我が家の楽園」を始め、フランク・キャプラ監督と組んでヒューマニズム溢れる名作を送り出す。40年には「フィラデルフィア物語」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。第二次世界大戦が勃発すると、ハリウッドスターの先頭を切って従軍し、空軍に所属する。戦後はアンソニー・マンやアルフレッド・ヒッチコックの作品を中心に、西部劇からドラマ、サスペンスまで様々な作品に出演。55年にはマネーメイキングスター第1位になるなど、80年代前半まで活躍した。