スウェーデン・ストックホルム生まれ。ストックホルムの王立演劇学校で演技を学び、34年に映画デビュー。スウェーデンとドイツで11本の映画の出演し、36年の主演作「間奏曲」をリメイクした「別離」(39)でハリウッド映画に進出。「カサブランカ」でスターの座を確立し、「ガス燈」(44)でアカデミー主演女優賞を受賞。40年代後半に入ってハリウッドの仕事での満たされぬ思いから、50年に家庭を捨ててロベルト・ロッセリーニ監督の下へ走り、スキャンダルとして話題をまく。その後再びアカデミー主演賞を得た「追想」(57)でハリウッドにカムバックし、「オリエント急行殺人事件」(74)でも助演女優賞を得ている。