埼玉県蕨市で生まれ、生後すぐに大宮市（現・さいたま市）に転居する。幼時から子役として活動を始め、1991年のTBSの昼帯ドラマ『天までとどけ』に、13人きょうだいの次男・丸山信平役でレギュラー出演。主婦向けの時間帯ながら小中高生から高齢者までの全世代に愛され、当時の昼ドラとしては驚異的な17％を越える高視聴率を獲得して人気を博す。その後もフジテレビ『あなただけ見えない』92、『放課後』93、TBS『キライじゃないぜ！』93などのドラマで知名度を上げていき、94年のフジテレビ『時をかける少女』では、内田有紀演じるヒロインの親友・浅倉吾朗役を好演して注目を集める。同年、『Brandnew Days』で歌手としてもデビュー。翌95年には、FMラジオのレギュラー・パーソナリティーとして冠番組を持ち、さらに大森一樹監督のオムニバス「大失恋。」で映画初出演も果たした。より大きく飛躍したのは、野島伸司脚本のTBS『未成年』95で、ふとしたきっかけで警察に追われることになってしまった友人たちと行動をともにする優等生の神谷勤役を演じてから。いしだ壱成、香取慎吾、反町隆史ら共演者とともに、当時の若者を象徴する俳優のひとりとして、人気と知名度を高めた。以後も、日本テレビ『オンリー・ユー／愛されて』96、フジテレビ『みにくいアヒルの子』96などを経て、97年の日本テレビ『ストーカー・逃げ切れぬ愛』では、ストーカー役に扮する渡部篤郎の熱演の陰でストーリー展開の中軸を担う岡部聡を妙演する。翌98年にはミュージカル『銀河の約束』で東京・大阪・名古屋の全36回公演にチャレンジし、演技の幅を広げた。映画も、松浦雅子監督「デボラがライバル」でヒロイン・吉川ひなのの相手役、ミュージシャンの小田和正が監督した「緑の街」98、マギー監督「ショコキ！」01でも準主演級の役で出演したが、近年の活動はもっぱら、テレビ朝日『火災調査官・紅蓮次郎』03～などの２時間サスペンスが中心となる。ほか、『魔法の黄色い靴』02、『戦争にはいきたくない』11などの舞台や、テレビ朝日『ロンドンハーツ』などバラエティ番組でも活躍。テレビドラマの出演作はほかに、テレビ朝日『青春の影』94、『ガラスの仮面』98、日本テレビ『心療内科医・涼子』97、『三姉妹探偵団』98、TBS『ザ・ドクター』99、NHK『女将になります！』03などがある。