神奈川県川崎市の生まれ。県立川崎工業高校在学中の1994年に、スカウトされて芸能界入り。96年、落ちこぼれの高校生二人組が極道とボクシングの道にそれぞれ進むという北野武監督の青春映画「キッズ・リターン」で主人公のボクサー役に起用され、キネマ旬報賞、日本アカデミー賞などの新人賞を総なめにするデビューを飾る。以降は、TBS『友達の恋人』97、『聖者の行進』『青の時代』98などのテレビドラマに次々とレギュラー出演し、特に『聖者の行進』では、知的障害を持つ妹のために自らも障害者のふりをしている青年という難役を演じて高い評価を得た。98年の下山天監督「イノセントワールド」でも知的障害者役を好演。矢口史靖監督「アドレナリンドライブ」99、SABU監督「MONDAY」00、「DRIVE」02、本広克行監督「スペーストラベラーズ」00、中野裕之監督「RED SHADOW/赤影」01のような疾走感あふれる娯楽作から、降旗康男監督「鉄道員(ぽっぽや)」99、本広監督「サトラレ」01のような心温まる感動作まで幅広い映画に出演を重ねる。賛否両論が巻き起こった深作欣二監督「バトル・ロワイアル」00では、台詞が一切ない不気味な役柄で、多くの若手俳優の中でも圧倒的な存在感を見せつけた。2001年以降はテレビドラマに一切出演せず、映画一筋の活動。三池崇史監督「46億年の恋」06、塚本晋也監督「悪夢探偵」07といったダークなテイストの作品に出演したり、三池監督「スキヤキ・ウエスタン/ジャンゴ」07では狂気の男を演じる。03年の短篇集「SF/Short Films」では「アダージェット」で監督にも挑戦した。一時は仕事量をセーブしたが、中国の陳凱歌監督「花の生涯・梅蘭芳」08で伝説の京劇役者・梅蘭芳と固い絆を結ぶ日本人将校役を演じて以降、海外作品に続けて進出。中国の時代劇コメディ「刀見笑」11では芸者に恋をする肉屋の男役で主演した。同年、久々の日本映画となる石井克人監督「スマグラー・おまえの未来を運べ」に出演。