埼玉県熊谷市の生まれ。立教大学法学部在学中に劇団テアトルジュンヌに入団し、演劇活動を開始。1984年の『Happy X'mas GAME IS NOT OVER』では脚本と出演を兼任した。87年、三谷幸喜が中心となって旗揚げした東京サンシャインボーイズに入団し、『旦那様から一言』87、『ブロードウェイの生活』88、『天国から北へ３キロ』89、『彦馬がゆく』『12人の優しい日本人』90、『ショウ・マスト・ゴー・オン』91、『なにもそこまで』『もはやこれまで』92、『ラヂオの時間』93など、94年の解散公演『罠』まで同劇団の全作品に出演する。初の映画出演も、三谷の戯曲を中原俊監督が映画化した「12人の優しい日本人」91で、舞台版と同じく最後まで被告の有罪を主張し続ける陪審員２号を演じた。その後も三谷脚本のフジテレビ『古畑任三郎』96、『HR』02～03、『新選組！』04、日本テレビ『竜馬におまかせ！』96などのドラマ、『オケピ！』00・03、『コンフィダント・絆』07などの舞台、三谷が監督した映画「THE有頂天ホテル」06など、三谷作品に欠かせぬ常連俳優として活躍を続ける。テレビドラマはほかに、NHK『春よ来い』94、『純情きらり』08、フジテレビ『僕らに愛を！』95、『ショムニ』98～03、『やまとなでしこ』00、『BOSS』09・11、テレビ朝日『富豪刑事』05・06、WOWOW『パンドラ』08、『マークスの山』10、『再生巨流』11など。気の好い市井の人からクセ者の悪役などまで多彩な役柄を演じて、お茶の間でもすっかり知られた存在となる。並行して、『ザ・寺山』93、『悪漢リチャード』94、『燕のいる駅』05、『ゴルフ・ザ・ミュージカル／ゴルフなんて大嫌い！』06、『きらめく星座』09、『わが町』11や、東京サンシャインボーイズ復活公演『returns』09など舞台も継続的に出演し、それらと比べると映画出演は控え目ではあるが、やはり個性派の脇役として活躍する。2010年よりCS日本映画専門チャンネルの新作映画情報番組『シネマホリックプラス』のメインMCをつとめ、軽妙洒脱なトークの中で俳優ならではの独自の視線に裏打ちされた映画愛を披露している。