香港生まれ。18歳の時に友人のチャウ・シンチーに誘われ、テレビ局の俳優養成所に入学。若手スターの1人として人気を得る。83年に映画初出演。作品を重ねるに連れて演技力の評価が高まり、ホウ・シャオシェン監督の「非情城市」(89)に出演。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞に輝いたこの作品で、聾唖の青年を演じて世界の注目を集める。「欲望の翼」(90)以来、ウォン・カーウァイ作品の常連でもあり、「花様年華」(00)ではカンヌ国際映画祭男優賞を受賞。この他、ハリウッドリメイクされた「インファナル・アフェア」(02)、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞「ラスト、コーション」(07)、三国志を映画化した「レッドクリフ」2部作(08、09)など、香港を代表する演技派として活躍している。