イギリス・ロンドン生まれ。芸能一家という環境で育ち、「日曜は別れの時」(71)の端役で映画デビュー。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台に立ちながら経験を積み、80年代に「眺めのいい部屋」(86)などの話題作に連続して出演して注目を浴びる。「存在の耐えられない軽さ」(88)でハリウッドへ進出し、「マイ・レフトフット」(89)でアカデミー賞主演男優賞に輝いた。同主演男優賞には、これまで3度輝いた唯一の俳優として映画界からの尊敬を集めている。98年には靴職人になるためイタリアへ渡り、俳優を休業していた過去があり、徹底的な役作りのため近年は出演作が少ない。2014年には再び俳優休業を宣言している。