アメリカ・カリフォルニア州ラホヤ生まれ。大学3年のころから演劇に魅せられ、卒業後はニューヨークで本格的に演劇を学ぶ。42年にはブロードウェイにも進出し、44年に「炎のロシア戦線」で映画デビュー。以後、卓越した演技力で5回に渡ってアカデミー賞主演男優賞候補になる活躍を見せたが、独立プロを設立して製作した「白鯨」(56)、「大いなる西部」(58)の興行的な失敗や人気の低迷に見舞われる。だが、61年の「ナパロンの要塞」で復活し、62年の「アラバマ物語」で念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞。68年にはアカデミーのジーン・ハーショルト友愛賞や自由勲賞を授与された。リンカーンの研究者としても有名。