福岡県福岡市の生まれ。幼い頃からバレエを始め、13歳の時にブルガリアのバルナ国際バレエコンクールのジュニアの部に出場。精華女子高校を卒業した1983年に松山バレエ団に入団し、その後、小川亜矢子バレエスタジオに移籍して、86年の全日本バレエコンクールでは文部大臣賞を受賞する。88年、ミュージカル『12ヶ月のニーナ』の主役がきっかけとなり、女優に転向。ミュージカルと舞台にまたがり、『ゼアミ』91、『タイタス・アンドロニカス』92、『ジェイクス・ウィメン』『ある日どこかで』93、『屋根の上のヴァイオリン弾き』96など、数々の作品に出演を重ねる。90年、音楽新聞社“村松賞”大賞を受賞。その後は映像ジャンルにも進出し、フジテレビ『ヴァンサンカン・結婚』91、『危険な関係』99、日本テレビ『子供が寝たあとで』92、『寝たふりしてる男たち』95、TBS『おとなの選択』92、『オトコの居場所』95、『まかせてダーリン』98、NHK『八代将軍吉宗』95、『元禄繚乱』『あぐり』97、『やんちゃくれ』98、テレビ朝日『ふたり』97などのテレビドラマに多数出演する。映画は2000年、故郷の福岡で製作されたミュージカル風コメディ「博多ムービー・ちんちろまい」で初出演。キャストの大半が福岡出身者で固められた本作で、武田鉄矢演じる主人公の県庁職員の妻・睦子役を演じた。その後も映画出演は少なく、往年の人気ドラマを復活させた梶間俊一監督「プレイガール」03、WOWOWのオリジナルドラマとして制作され、のちに劇場公開もされた宮部みゆき原作、麻生学監督の「長い長い殺人」08がある程度。最高裁判所の企画・製作による裁判員制度の広報用映画「裁判員・選ばれ、そして見えてきたもの」07では、サラリーマンの主人公の妻を演じている。一方、テレビドラマでは90年代後半から2時間サスペンスへの出演が急増し、初期の端役から次第に主人公の妻や相棒役としてのヒロイン、やがて日本テレビ『検事・霞夕子』シリーズ03~05などの主役へと役の重要度が上がっていった。次いでTBS『ママは女医さん』04、『ママはバレリーナ』05など昼帯ドラマの主演もつとめ、CM等でも高い好感度をアピールするようになる。ドラマの出演作はほかに、NHK『義経』05、TBS『官僚たちの夏』09、フジテレビ『天使の代理人』10など。舞台に『ミツコ』01、『ファウスト』04、『あさきゆめみし』05、『夏ノ夜ノ夢』06などがある。