東京都の生まれ。舞台芸術学院在学中の1994年、仲間に誘われて観劇した劇団ナイロン100℃の舞台に感銘を受け、入団オーディションを受けて合格。翌95年の下北沢本多劇場『ウチハソバヤジャナイ/Version 100℃』の端役で初舞台を踏む。当初は演技力もなくパッとしない存在だったが、時折舞台で見せるクソ度胸を周囲に面白がられ、チャンスをもらうようになる。身長187cmという恵まれた体躯から繰り出されるアクの強い演技と、独特の間で笑いを取るキャラクターの妙で頭角を現し、短期間のうちに犬山犬子、みのすけと並ぶナイロン100℃の看板役者へと成長した。98年、フジテレビ『踊る大捜査線・秋の犯罪撲滅スペシャル』のDV男の役で、映像ジャンルに進出。下山天監督「弟切草」01で映画初出演ののち、2002年の曽利文彦監督「ピンポン」で窪塚洋介演じる主人公・ペコの幼馴染で卓球のライバル・アクマに扮し、もともと得意だった卓球の腕前を存分に活かして、強烈なインパクトを与えた。以後も日本テレビ『ぼくの魔法使い』03、『光とともに…・自閉症児を抱えて』04、『おとなの夏休み』05、NHK大河ドラマ『新選組!』04、フジテレビ『西遊記』06などテレビドラマのレギュラー出演が相次ぎ、CM、バラエティ、教育番組と活動領域を大きく広げて知名度を上げる。舞台もますます充実し、ナイロン100℃以外にも、鴻上尚史演出『プロパガンダ・デイドリーム』00、野田秀樹演出『贋作・桜の森の満開の下』01、三谷幸喜演出『彦馬がゆく』02などに出演。人気作家たちからの信用も厚く、映像でも名バイプレイヤーとして引っ張りだこの存在となったが、山口博樹監督「クリスマス・クリスマス」04、伊藤寛晃監督「宇宙で1番ワガママな星」10では主演もつとめている。テレビドラマはほかに、フジテレビ『わたしたちの教科書』07、『幸せになろうよ』11、日本テレビ『受験の神様』07、『デカワンコ』11、NHK『ゲゲゲの女房』10など多数。橋田壽賀子脚本のTBS『となりの芝生』09で見せたダメ亭主ぶりも印象深い。06年、『贋作・桜の森の満開の下』で共演した女優の朱門みず穂と結婚。