長崎県長崎市の生まれ。長崎総合科学大学を卒業後、大阪でサラリーマン生活を送っていたが、その最中にデビュー前のビートルズを描いたイギリス映画「バック・ビート」94を見たのがきっかけで、俳優を志す。オーディションにいくつも挑戦し、1999年の日本テレビ『女医』で俳優デビュー。その後、フジテレビ『鉄甲機ミカヅキ』00などの端役出演を経て、2001年、26歳の時にテレビ朝日『百獣戦隊ガオレンジャー』の主演に抜擢される。東映伝統の「スーパー戦隊シリーズ」第25作目で、リーダーのガオレッドを演じて1年間の番組を牽引。同時期に放送されていた『仮面ライダーアギト』01との相乗効果で巻き起こった“イケメンヒーローブーム”に乗って、共演の玉山鉄二、『アギト』の賀集利樹、要潤らとともに、金子の人気も一躍急上昇する。『ガオレンジャー』終了後の02年には、千葉真一が往年の人気アクション時代劇を復活させた「新・影の軍団」シリーズに出演。03年から05年にかけて全6作が製作され(一部はビデオリリースのみ)、千葉扮する服部半蔵とともに戦う忍者のひとりを演じた。続く03年、東宝の「ゴジラ」シリーズ第27作「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ・東京SOS」に、人類の兵器としてゴジラと戦う3式機龍=メカゴジラの整備士・中條義人役で主演する。劇場映画の主演作としては、本作の前に「劇場版百獣戦隊ガオレンジャー・火の山、吼える」01もあるが、こちらは30分程度の短篇だった。以後も亀田幸則監督「苦い蜜・消えたレコード」10、浅生マサヒロ監督「首領(ドン)を殺(と)れ」10などの映画で主演をつとめる一方、NHK『菊亭八百善の人びと』04、フジテレビ『大奥・第一章』04、日本テレビ『瑠璃の島』05、テレビ朝日『てるてるあした』06、『わるいやつら』07、TBS『ジョシデカ!/女子刑事』07などの連続ドラマでも活躍。テレビ東京の昼帯ドラマ『ママはニューハーフ』09ではニューハーフのシングルファーザー役で主演し、30代も半ばを越えて、中堅俳優としての地歩を着実に固めている。