東京都江東区の生まれ。本名・小島那奈子。1998年頃からファッションモデルとして活動を始め、99年の旭化成水着キャンペーンモデルに起用されたのをきっかけに本格的にデビュー。女性誌『JJ』の専属モデルにも選ばれ、フジテレビの深夜ドラマ『美少女Ｈ２』99の第18話でドラマ初出演も果たす。2001年、松下電工の人気CM『きれいなおねえさん』の３代目おねえさんに抜擢され、身長172cmのスタイルと飾らない笑顔で広い知名度を獲得。前後してNHK『FLY／航空学園グラフィティ』00、フジテレビ『できちゃった結婚』01、TBS『プリティガール』02などの連続ドラマに出演する。女優兼モデルとして活躍する中、02年にエイベックス所属アーティストとしてマキシシングル『GALAXY』でデビュー。ハウス／テクノ・ミュージックのアレンジは自身の好みを反映してのもので、積極的な音楽活動をスタートさせる。強い個性を初めて表現できた映像作品は自曲のPVでの演技だった。以降しばらく女優業は休止に近かったが、04年のフジテレビ『ラストクリスマス』から再び女優にシフト。同局『小早川伸木の恋』06の唐沢寿明のヒステリックな妻役が注目される。06年、大ヒット２部作の後編「デスノート／the Last name」に出演。人の死を決めるノートの魔力にとり憑かれたニュースキャスターの野心と破滅を力演した。自身が“体育会系”と認める通り、抜群のルックスを演技ではかなぐり捨てられる思い切りの良さを持ち、フジテレビ『暴れん坊ママ』07、『泣かないと決めた日』10、日本テレビ『プロゴルファー花』などの憎まれ役が評判に。映画は「きみにしか聞こえない」07を経て、堤幸彦監督の「20世紀少年」08～09に３部作を通じて登場する敷島ミカ役で出演する。一方、サッカー観戦や家電、ガーディニングなど幅広い趣味を持ち、サッカー番組やバラエティ番組にも多数出演。テレビ朝日『歌のおにいさん』09のワガママな歌のおねえさん、映画「裁判長！ここは懲役４年でどうすか」10の鬼検事のように高飛車な態度と純情のギャップを見せるキャラクターが当たり役で、「劇場版TRICK／霊能力者バトルロイヤル」10、「ジーン・ワルツ」11と映画出演も続いている。