大韓民国生まれ。大学中退後、兵役を経て演劇の道に進む。「豚が井戸に落ちた日」(96)の端役で映画デビュー。舞台の演技を見たイ・チャンドン監督が「グリーンフィッシュ」(97)へ起用して本格的に映画界に進出。「クワイエット・ファミリー」(98)や「シュリ」(99)といった大ヒット作に相次いで出演したことで注目を浴びてゆく。平凡な役から鬼気迫る役柄まで多彩な演技を披露し、韓国映画界から絶大な信頼を獲得。ポン・ジュノやパク・チャヌクをはじめとする人気監督からオファーを受けて、韓国を代表するスターとなった。シナリオを出演決定の決め手とする彼の選択眼は、キャリアを際立たせている要因のひとつ。