静岡県駿東郡清水町の生まれ。横浜歯科技術専門学校を卒業し、歯科技工士の資格を持つ。1990年にNHK大河ドラマ『翔ぶが如く』で俳優デビュー。92年のTBS『学校があぶない』が初のレギュラー出演となり、同年秋、山田太一脚本のTBSの単発ドラマ『父の鎮魂歌・海軍主計大尉小泉信吉』で初主演もつとめるなど、徐々に俳優として頭角を現していく。その後も、フジテレビ『29歳のクリスマス』94、『For You』95、『甘い結婚』98、TBS『愛とは決して後悔しないこと』96、テレビ朝日『外科医・夏目三四郎』98などのドラマで実績を重ね、99年のTBSの昼帯ドラマ『温泉へ行こう』で、老舗温泉旅館の経営立て直しのために送り込まれた銀行マン・海堂慎也役を演じて注目される。好評でシリーズ化された同作に、2004年の最終作まで出演。不惑を迎える渋い二枚目俳優として女性ファンの心をつかむ。共演者の鮎ゆうきと01年に結婚、公私ともに大きな転機の代表作とした。このシリーズと並行して、NHK大河ドラマ『葵・徳川三代』00 、テレビ朝日『YASHA/夜叉』『OLヴィジュアル系』00、『仮面ライダー龍騎』02、『眠れぬ夜を抱いて』02、TBS『しあわせのシッポ』02、『ブラックジャックによろしく』03、フジテレビ『いつもふたりで』03、『牡丹と薔薇』04などドラマの出演機会が飛躍的に増え、各局の2時間サスペンスやCM出演などでも知名度を上げてゆく。03年の光石冨士朗監督「すてごろ・梶原三兄弟激動昭和史」で映画初出演。さらに同年、テレビ朝日の人気刑事ドラマ『相棒』の第2シーズンから、準レギュラーの警視庁のエリート監察官・大河内春樹役に起用され、一躍人気を博す。180cm近い長身と全身から漂うクールな雰囲気が特徴的で、知的な職業の役を演じることが多いが、融通の利かない堅物から二枚目半的な好人物まで役柄は幅広い。07年には萩庭貞明監督「大阪府警潜入捜査官」に初主演。テレビドラマはほかに、フジテレビ『新・風のロンド』06、『ヒミツの花園』07、『さくら心中』11、TBS『Around 40/注文の多いオンナたち』『ブラッディ・マンデイ』08、テレビ朝日『ロト6で3億2千万円当てた男』08、『同窓会/ラブ・アゲイン症候群』10、『アスコーマーチ・明日香工業高校物語』11などがある。