フランス・パリ生まれ。裕福な家庭に育つが、15歳で親の反対を押し切って結婚。すぐに離婚すると17歳頃から『ヴォーグ』誌などでモデルとして活動を始める。知人の紹介でロベール・ブレッソン監督と知り合い、「やさしい女」(69)の主演でデビュー。以後、ベルナルド・ベルトルッチ監督「暗殺の森」(70)、「1900年」(76)、ヴィットリオ・デ・シーカ監督「悲しみの青春」(70)、ルキノ・ヴィスコンティ監督「家族の肖像」(74)など、巨匠の作品に次々と出演。そのクールな美貌は、グレタ・ガルボを引き合いに語られるほどで、日本での人気も高かった。76年には「沈黙の官能」でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。