熊本県熊本市の生まれ。幼い頃から歌が好きで、中学生の時に第10回全日本国民的美少女コンテストに応募。2004年、10万人以上の応募者の中から演技部門賞を受賞し、上京して堀越高校に通いながら、アイドルグループ“美少女クラブ31”の第2期メンバーとして芸能活動を始める。TBSの人気シリーズ『3年B組金八先生』04~05で女優デビュー。男子生徒を子分に従える気の強い麻田玲子役を演じる。05年には、同じ事務所の先輩・上戸彩が主演したテレビ朝日『アタックNo.1』の主題歌『アタックNo.1 2005』で、夢だった歌手デビューも果たす。当初はバラエティ番組への出演も多く、フジテレビ『クイズ!ヘキサゴンⅡ』などに出演。物怖じせず珍解答する発展途上の姿でお茶の間の認知度を上げる。倉本聰脚本のフジテレビ『拝啓、父上様』07では、主人公の二宮和也が修行する料亭の娘・坂下エリ役に選ばれ、二宮を慕う箱入り娘を明るく演じる。同局『ライフ』07では、女子生徒のリーダー・安西愛海役。主人公(北乃きい)への悪意をエスカレートさせる憎まれ役は苦しい経験だったが、それを乗り越えての熱演は反響を呼んで、成長株の若手女優として存在感を見せる。08年、ヒット映画を演劇化した『フラガール』で初舞台。さらにTBS『だいすき!!』、フジテレビ『一瞬の風になれ』とテレビドラマの出演が続き、1990年の名作映画のその後を描く中原俊監督自身によるセルフリメイク作の「櫻の園」で、学園で中止されていた公演の復活を目指すヒロインを演じる。映画は興行的失敗に終わったものの将来性まで曇ることはなく、翌09年の三池崇史監督「ヤッターマン」ではヤッターマン2号に扮し、意志のある大きな瞳と健康的な雰囲気がカラフルな非日常空間に似合うところを見せる。同年には田中光敏監督「火天の城」で時代劇に初出演。NHK『ゴーストフレンズ』09、テレビ朝日『メイド刑事』09で連続して主演をつとめ、10年の明治座『つばき、時跳び』では初の座長公演と、一歩ずつだが確実に成長の階段を上がっていく。11年、大森一樹監督「津軽百年食堂」でヒロインを演じ、大沢在昌原作のTBSの深夜ドラマ『カルテット』ではアクションにも本格的に挑戦。日本テレビ『四つ葉神社ウラ嫁業/失恋保険・告らせ屋』でもヒロインをつとめている。