アメリカ・ニューヨーク出身。両親は画家だったが、2歳の時に離婚。母親の下で育つ。やがて演劇に興味を抱き、10歳の頃から母の勧めもあり、演劇学校に通い始める。高校を中退した後、アクターズ・スタジオに参加してメソッド演技を学ぶ。舞台で経験を積み、1960年代末からブライアン・デ・パルマなどと組んで映画に出演し始める。マーティン・スコセッシ監督「ミーン・ストリート」(73)で注目され、続いて出演した「ゴッドファーザーPART II」(74)でアカデミー賞助演男優賞を受賞。さらに、主演作「タクシードライバー」(76)がカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝くなど、たちまち演技派スターとしての地位を確立。以後は主演、助演を問わず幅広い作品で活躍を続けている。