栃木県小山市の生まれ。2004年に“第17回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト”でグランプリを受賞して芸能界入り。05年の日本テレビ『ごくせん』の第2シリーズで、赤西仁演じる矢吹隼人の弟役として俳優デビューを果たす。TBS『ブラザー☆ビート』05、『里見八犬伝』06で端役を演じたのち、つだみきよの漫画をドラマ化したテレビ朝日『プリンセス・プリンセスD』06では、原作には登場しないオリジナルキャラクターの九条院ハルカを演じた。NHK大河ドラマ『功名が辻』06では豊臣秀頼役で最終回に登場。続くテレビ朝日『白虎隊』07でも白虎隊の一員を演じ、時代劇が続いた。初主演をつとめたのは、阿部秀司の漫画が原作のテレビ東京の深夜ドラマ『エリートヤンキー三郎』07。本当は内気なオタクなのに、極悪な兄たちのせいで不良だと誤解され、不良高校を仕切ることになる大河内三郎役をコミカルに演じてみせた。好評を博した同作は、09年に映画化もされている。その後も、TBS『ひまわり・夏目雅子27年の生涯と母の愛』07で夏目雅子の弟である小達敏昭役を演じたのをはじめ、テレビ朝日『仮面ライダー電王』『もうひとつの象の背中』07、日本テレビ『1ポンドの福音』08に出演。08年の日本テレビ『ごくせん』第3シリーズでは、前作で演じた役とは違う本城健吾役で登場し、豆腐屋の息子で金髪がトレードマーク、喧嘩っぱやいが天然ボケな一面もあるキャラクターを魅力的に演じて、知名度を一気に高めた。映画初出演は田中誠監督「うた魂♪」08。夏帆演じる合唱部の女子高生が憧れる生徒会長役を爽やかに好演し、ドラマの映画版である「激情版エリートヤンキー三郎」「ごくせん THE MOVIE」09、ケータイ小説を映画した「携帯彼氏」09を経て、韓国のキム・テギュン監督が松本光司の漫画を映画化した「彼岸島」09で初主演をつとめる。吸血鬼たちとの闘いでは激しいアクションシーンにも挑み、新境地を開いた。以後もTBS『ハンマーセッション!』『クロヒョウ・龍が如く新章』10、フジテレビ『僕とスターの99日』11などのドラマでユニークなキャラクターを演じ、古厩智之監督「武士道シックスティーン」10では、成海璃子演じる主人公の兄役を演じた。舞台は『パッチギ!』09と『ジャンヌ・ダルク』10に出演。映画版と同じ井筒和幸演出の『パッチギ!』では、朝鮮学校の番長・アンソンを迫力たっぷりに演じている。