アメリカ・マサチューセッツ州リン生まれ。学生時代から演劇に興味を抱き、ヴォードヴィルの舞台に立つが、その後銀行勤務を経て第1次世界大戦に従軍。複員後は農園経営や不動産業で失敗し、無声映画のエキストラを経て、27年に映画デビュー。クレジットされない端役時代が続く中、32年に撮影中の事故で馬に顔面を蹴られてほとんどの歯を失い、しかしそれゆえの独特のしゃべりや風貌などが徐々に評判を呼び、やがて善悪双方をこなす貴重なバイ・プレイヤーとして名を馳せるようになっていった。「大自然の凱歌」(36)“Kentucky”(38・未)「西部の男」(40)と、3度にわたりアカデミー賞助演男優賞を受賞。