アメリカ・マサチューセッツ州ボストン生まれ。第2次世界大戦中は海軍に所属し、除隊後、本格的に演技の道を歩むべくニューヨークへ赴き、ラジオやテレビ・ドラマ出演を始める。53年に立ったブロードウェイの舞台が評判を呼び、54年に映画デビュー。翌55年の「ミスタア・ロバーツ」でアカデミー賞助演男優賞を受賞して注目を集め、「お熱いのがお好き」(59)出演を機にビリー・ワイルダー監督作品の常連となる。「恋人よ帰れ!わが胸に」(66)以降、盟友ウォルター・マッソーとはたびたび共演。「セイブ・ザ・タイガー」(73)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。“戦後アメリカ映画界最高の喜劇俳優”と、今なお謳われている。