アメリカ・クリーヴランド生まれ。イェール大学演劇部に在学中、TVシリーズ出演の仕事を得る。52年からアクターズ・スタディオで演技を勉強し、「銀の盃」(55)で映画デビュー。ボクサーを演じた「傷だらけの栄光」(56)から躍進が始まり、「熱いトタン屋根の猫」(58)を皮切りに、「ハスラー」(62)、「ハッド」(63)、「暴力脱獄」(67)などでアカデミー主演賞候補になり、一躍トップスターの仲間入りをする。70年代半ばに一時人気が低迷したが、80年代には「評決」(82)などの社会派作品が高評価を受けて復活。86年には「ハスラー2」でアカデミー主演男優賞を受賞。またゴールデングローブ賞監督賞に輝く「レーチェル レーチェル」(67)等、監督としても活躍した。