韓国・ソウル生まれ。映画会社重役の父を持ち、5歳で「黄昏列車」(57)に出演して俳優デビュー。「下女」(60)など数多くの映画で活躍し、“天才子役”と呼ばれるが、学業に専念するため15歳で一度引退。ソウル外国語大学ベトナム語学科を卒業して兵役を終えた25歳で再デビューする。大鐘賞最優秀新人賞受賞作「風吹く良き日」(80)を始め、80~90年代に多数の作品に出演し、トップスターとしての地位を確立。96年には小栗康平監督の「眠る男」にも出演した。21世紀以降も、カンヌ国際映画祭監督賞「酔画仙」(02)、大鐘賞主演男優賞を受賞した「ラジオスター」(06)など、韓国を代表する名優として活躍が続く。