オーストリア・ウィーンで俳優の両親のもとに生まれる。幼い頃に両親は離婚するが、15歳の時、母の主演作に出演してデビュー。その愛くるしさが評判を呼び、55年に「プリンセス・シシー」に主演。可憐なお姫様はハマリ役となり、続編2作が製作され、彼女のイメージを決定づけた。「恋ひとすじに」(58)で共演したアラン・ドロンと恋に落ち、婚約したものの5年後に破局。女優としても一時低迷するが、「夏の夜の10時30分」(66)で復活。「ルートヴィヒ 神々の黄昏」(72)、「離愁」(73)などで活躍する。だが、私生活には恵まれず、2度の離婚後、長男を事故で失い、その翌年、パリの自宅で亡くなった。享年43。