アメリカ・ニューヨーク生まれ。ナイトクラブのアマチュア歌手コンテストで優勝したことをきっかけに、10代からクラブ歌手として活躍。62年にブロードウェイのミュージカルにデビューし、翌年のデビュー・アルバムが二つのグラミー賞を受賞して人気者になる。68年、自身がブロードウェイで演じたミュージカルの映画化「ファニー・ガール」でスクリーン・デビューし、この作品でアカデミー主演女優賞を受賞。その後「スター誕生」(76)ではアカデミー主題歌賞も獲得している。抜群の歌唱力と独特のファニー・フェイスによって、幅広い作品で女優として活躍するとともに、歌手としても多くのヒット・アルバムを発表。また83年には「愛のイエントル」で監督業にも進出。この作品でゴールデングローブ賞監督賞を受賞。監督作「サウス・キャロライナ/愛と追憶の彼方」(91)は、アカデミー作品賞にノミネートされた。