大分県の生まれ。日本大学芸術学部中退。つかこうへい事務所にスカウトされ、1978年に『いつも心に太陽を』で舞台デビューする。映画初出演は81年、舞台演出家・蜷川幸雄が監督した「魔性の夏・四谷怪談より」で、以後も深作欣二監督「蒲田行進曲」82、高橋和男監督「熱海殺人事件」86など、つか脚本作品の映画出演を手始めに、さまざまなジャンルをこなすバイプレイヤーとして着実な活躍を続けている。テレビドラマもNHK『獅子の時代』80、『武田信玄』88、『翔ぶが如く』90、『徳川慶喜』98、『光の帝国』01、『氷壁』05、『坂の上の雲』09、日本テレビ『ぼくらの勇気・未満都市(シティ)』97、『ロマンス』『女医』99、フジテレビ『ダブルスコア』02、テレビ朝日『眠れぬ夜を抱いて』02、『アストロ球団』05、『白虎隊』07、TBS『砂の器』04など多数。86年より始まったテレビ朝日の紀行番組『世界の車窓から』のナレーターを現在までつとめており、その落ち着きのある声はお茶の間に深く浸透して久しい。その実績を買われて同局の特撮番組『仮面ライダー電王』07では時空列車デンライナーのオーナー役でレギュラー出演し、その存在が子供たちにも親しまれている。また、タップダンスやジャズダンスのみならずスポーツ全般を得意とするアウトドア系肉体表現派としても知られており、TBSの運動トーナメント番組『SASUKE』『スポーツマンNo.1決定戦』には自ら応募ハガキを出して一般枠で出演。ウインドサーフィンやフリー・クライミングの入賞も多数で、ほかにも釣り、スキューバダイビング、登山など、常に自己記録の更新に挑み続けている。