アメリカ・ニューヨーク生まれ。ファッション・モデルをしながら舞台に立ち、43年『ハーパース・バザール』誌が載った写真にハワード・ホークス夫人の目に留まり、ホークス監督の「脱出」(44)で映画デビュー。この作品で共演したハンフリー・ボガートと翌年に結婚。その後ボガートとのコンビ作によって、40年代を代表するハードボイルド映画のヒロインになった。50年代には「百万長者と結婚する方法」(53)など、コメディエンヌとしての魅力が開花。「マンハッタン・ラプソディ」(96)では、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞した。また59年からは演劇活動も始め、多くのヒット作に主演。『アプローズ』(70)でトニー賞最優秀女優賞を得ている。