フランス・パリ生まれ。中等学校時代から大スターになることを夢見て、60年に本格的に映画デビュー。ロジェ・ヴァディム監督の「悪徳の栄え」(62)、ジャック・ドゥミ監督の「シェルブールの雨傘」(63)、ロマン・ポランスキー監督の「反撥」(65)、ルイス・ブニュエル監督の「昼顔」(66)などで大人の女として、また女優として開花していった。60年代後半には“世界最高の美女”として謳われ、ヴァデム監督やマルチェロ・マストロヤンニとの間に未婚のまま子供を設けるなど、恋多き女としても知られる。その後も「ヴァンドーム広場」(98)でヴェネチア国際映画祭女優賞受賞など、フランス映画界を代表するスター女優だ。