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アンジェントルメン
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2024年のアメリカ映画。ダミアン・ルイスの「The Ministry of Ungentlemanly Warfare: How Churchill's Secret Warriors Set Europe Ablaze and Gave Birth to Modern Black Ops」の映画化作品。 見ていて楽しいのですが、このチームのメンバーたち強すぎます。ナチスドイツの兵士たちに反撃の隙を与えないほどにあっという間に殲滅していく。相手に油断があったとはいえヘロンですら爆薬を設置しているところを見つかって窮地に陥ったようだったのに、あっという間に反撃して粛清してしまう。イタリア船内ではそれなりに反撃を食らったりしていたけど、ほとんど一撃で相手を倒していくので手に汗を握るなんてこともなかった。とにかく強すぎました。これが事実なら確かにジェームズ・ボンドのモデルとしては最高でしたね。それでも軍紀というのはいまいちわからん。特殊部隊は治外法権なんだと思っていたけど、なぜガイたちはイギリス軍に見つかったら逮捕なんだろう。機密作戦というのはそういうものなんだろうか。その点はいまいち理解が追い付かなかった。正々堂々戦うなんてことは戦争には無縁なんでしょうね。国際ルールなんてものは勝った方には適応されないものなのでしょう。勝てば官軍か。留飲は下がるけど、ちょっと納得いかない部分を残していた気がした。 あらすじ:第二次大戦中ヨーロッパを席巻したナチスドイツ。アメリカの参戦を阻んでいたのは大西洋に展開するUボートだった。イギリスでは陸海空の大将がヒトラーの提案を飲むことが生き延びる道だとチャーチルに説くが、それは降伏と同じことだと突っぱねるチャーチル。チャーチルは特殊作戦執行部のガビンズ准将にUボートの無力化を依頼。ガビンズはその部下イアン・フレミングと共に作戦を練り、収監中のガス少佐を招聘する。Uボートへの補給路を断つことでそれを成し遂げようと考え、それを担っていたイタリア軍の軍艦を爆破することにする。作戦遂行船はUボートに見つかってはまずいが非公式作戦であるためイギリス軍に見つかっても逮捕されてしまうというものだった。イタリア艦船は国際的には中立の港に停泊中で当然公式にはこれを攻撃できない。ガスはチームを指名し、そのうち一人はナチに捕まってどこぞの島に監禁中だが、目的地の途中で助け出し合流。スウェーデンの漁船に偽装した船で目的地を目指す。現地にはカジノ経営者を偽装したヘロンと金融ディーラーを偽装したマージョリーも陸路で駆け付ける。そこでイタリア船が金属板で補強され不沈化されていたことを知り、湾内で爆破することは不可能と判断。そこで急遽錨を爆破してダグボートで曳航し公海上でイギリス軍に引き渡すことに変更する。ナチたち軍人をカジノのパーティに集め、残った軍人たちを次々殺して計画を遂行するのだった。そして一旦は逮捕監禁されたメンバーたちはチャーチル直属の部隊となるのだった。
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