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鑑賞日 2025/04/16  登録日 2025/04/17  評点 68点 

鑑賞方法 映画館/宮城県/MOVIX仙台 
3D/字幕 -/-
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見ごたえのあるアクションシーン

 高石あかりが「ある用務員」や「ベイビーわるきゅーれ」で阪元裕吾監督の元、菅原将暉や園村健介、川本直弘らにアクション指導を受けていても川本直弘との直接対決ではやはり見劣りしてしまうのだろうか。桂を演じた川本とアクションを演じるのが工藤を演じた三元雅芸がふみかに憑りついた形で対応していた。そのためアクションはかなり見応えがあった。それ以外のパートでは高石あかりのアクションもしっかり見ることができました。宮城出身の黒羽麻璃央がちょっとカッコよかったかな。ふみかが工藤を受け入れるまでの葛藤とか、慣れない力を使った後のケアなどに関してもっと描いて欲しかったんだけど、アクションを楽しむ映画なのでやむなしかな。アクションシーンに割ける時間が少なくなってしまい、バランスのとりかたはむずかしいかもしれないけど、脚本の段階でもっと違う視点も取り入れていけたらさらに面白い作品になったんじゃないかなあ。それでも十分楽しい映画でした。

あらすじ:どこぞの倉庫のようなところで死闘が繰り広げられ工藤英雄はすべてを片付け一服しようとしたがライターが見当たらない。そんなときライターを差し出す手そして銃声。工藤は倒れ薬莢がどこかへ転がっていく。女子大生の松岡ふみかはバイト先で散々な目にあいキモい男片山と飲み明かす羽目になり疲れ果てて帰宅途中に転んでしまう。目の前にあった薬莢をそれとは知らずに手に取り持ち帰る。自宅前で友人の飯田マホが待っていたがその顔には殴られた跡が。自宅へ招き入れようとしたとき部屋の中に工藤がいた。ふみかは何が起こったかわからずパニックになるが、ミホには工藤は見えておらずふみかを心配する。工藤の手とふみかの手が触れた時、工藤がふみかの中に憑りつくことができた。パニック状態のふみかだったがミホのスマホに連絡が入り帰ると言う。ふみかから出てきた工藤はそのままにしていいのかと尋ねると、ふみかはミホの後を追う。道端で男がふみかから金をむしり取ろうとするのを見て止めに入るが押し倒されてしまう。工藤は自分と手をつないで取りつかせれば男を退治できると言い、渋々憑りつかせると工藤の技で男をぶちのめす。一度倒れた男がふみかに襲い掛かるが、今度はマホがブロックで男の頭をぶん殴り気絶させるのだった。片山からインフルエンサーのナルミと飲もうと誘われるが、工藤はナルミが薬で女を抵抗できない状態にして遊びつくすことや片山やバーの店員もグルであることを告げる。それでも同じような被害者が出ないようナルミを懲らしめると言い、工藤を憑りつかせて三人を叩きのめす。しかしその処理に困ると工藤から影原に連絡するよう言われる。影原は工藤と同じ組織の後輩殺し屋で死体処理もしていた。死んだ工藤が幽霊となってそこにいることをなぜか信じた影原はふみかに協力する。ふみかも工藤の成仏のため工藤を殺した犯人探しを手伝うことに。しかし工藤や影原の組織のトップで殺し屋たちの飼い主が、ふみかを抹殺しようとする。かたぎを巻き込むことに嫌悪感を抱く影原。ふみかの部屋を襲う組織の者たちだったが、ふみかに工藤が乗り移り彼らを倒して逃げ延びる。以前の飼い主が急死し息子が後を継いだが、金になびく方針に工藤が反発し仕事を拒否したため、影原に殺させたと言うのが真相だった。工藤を従えたふみかと影原は組織に殴り込みをかけ次々と倒していく。最強の殺し屋桂との戦いを何とか制し、飼い主本多がマシンガンを繰り出すのも制して組織を壊滅させるのだった。影原が、遺恨を残さないためと言ってすべての人間にとどめを刺しに行くが、工藤はいつの間にかいなくなっていた。そしてふみかは日常に戻るのだった。