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鑑賞日 2025/02/22  登録日 2025/03/23  評点 75点 

鑑賞方法 映画館/北海道/札幌シネマフロンティア 
3D/字幕 -/字幕
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昔の開墾がいかに大変だったか

18世紀のデンマークで実際にあった出来事を基に、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のニコライ・アーセル監督が、マッツ・ミケルセン主演で描いた作品で、庭師だった退役軍人が、不毛の土地と言われたヒースの原野の開墾をする、と宮廷に申し出て、国からの補助が無いまま、自力で開墾を始めるけど、そこを自分の土地だと言う有力者が、いろいろと妨害をしてきて、大変な目に遭うけど、有力者から逃げてきた使用人の夫婦と、家族に見棄てられた野盗の娘が、男と共に開墾を続けて、ジャガイモの収穫に成功すると、国王も関心を持って、人を送って来るけど、入植者たちは有色人種の野盗の娘を不吉と退けて、孤児院に送らざるを得なくなったり、有力者に夫を殺された元使用人の女性も離れて、それでも孤独に開墾を続ける、というお話しは、孤独な男が似合うマッツ・ミセルセンの為の映画にも見えてしまうくらいですけど、昔の開墾がいかに大変だったか、を垣間見る感じで、大変興味深いですね。