死に鳥

死を告げる鳥が来た母娘を描いたヒューマンファンタジー。
死をテーマにしながら、どのように生きるかと、思わず『君たちはどう生きるか』を想像させる作品でした。

死とは怖いものですが、誰にも訪れるもので、死を優しく受けとめるように描かれる。
そして、人はなぜ生きるのか？と、哲学的なものを感じます。
それは人のために生き、それが来世に繋がるという。
命の連鎖が永遠の命のような火の鳥のようなものを感じ、面白さはないものの、日本人受けしそうな感じの作品でした。

死を視覚化したとのことですが、それはまったく感じない。
死神を鳥にしたというのはユニークな作品だと思いました。