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原題"whiplash"はむち打ち。確かに映画の途中で主人公が事故に見舞われるシーンがある。チャゼル監督自身も大きな交通事故に遭遇したことがあるらしい。その痛みを映画は描ききる。この映画はバトルムービーであり、ホラーでもある。 2015年この映画を見たときと同じ感想になるが、極限まで突き詰めた状態は痛みを失う。そして高いレベルで芸術を目指す者は、他人のことなどどうでもよくなる。自分のためだけに高みを目指すという話しだ。フレッチャーも主人公のアンドリューも、いつしか他人を押しのけて自分だけのために戦う状態に陥る。 このふたりが最後の最後で目線を合わせて、お互いが理解しあえた瞬間を映すが、これは新たなる戦いへの序章かもしれない。音楽を扱いながらこれは格闘技のような映画になっている。 フレッチャーが「自分に恥をかかせるな」と言い、アンドリューが家族と食事の席でいとこを罵り、付き合い始めた彼女(映画館の売店の娘)をいつしか寄せ付けなくなるという現象は、芸術が孤高の世界を突き詰める行為であることを示す。芸術を突き詰めるには犠牲を伴いものなのだ。
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