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昨年度の本屋大賞受賞作。三浦しをんさんは、あまり知られていない職業を題材に小説を書いており、この作品もその一つ。辞書を作るという地味な作業にスポットを当てている。 大渡海という辞書編集部に配置転換してきた馬締光也(松田龍平)は本を読むのは好きだが、人とうまく会話することができない変わり者。その馬締が、辞書編集部の中で徐々に成長していく姿を描く。前半では辞書作りとは何かという導入と馬締の恋の行方が語られ、後半では終盤に差し掛かった辞書作りの苦労と松本主幹の病気が語られる。15年という長い月日をうまく配置しつつ、この地味な辞書作りという物語を感動的に語るのは、脚本、演出、役者の力であろう。特に、主演の松田龍平は、いつもと違う堅物の役柄だが、肩の力を抜いて見事に馬締を演じている。彼は、「まほろ駅前多田便利軒」や「探偵はBARにいる」でのバディ役での肩の力の抜き具合が何とも言えず魅力的だったが、今作の真面目な青年役もどうしてツボにはまっている。オダギリジョー、池脇千鶴、伊佐山ひろ子、加藤剛などの脇役もいい仕事ぶりである。 馬締が住む下宿屋、彼の部屋の本棚などの美術も素晴らしい。
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