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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方
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トランプの大統領就任に合わせたように公開されたことを考えれば、今一番「アツい」映画だろうし、客席もかなり満員に近い状態だった。 (その点では、もっと拡大公開されてよいのではないか。) 文化好き人間の端くれとしては、ご多分に漏れずトランプの言動は「大嫌い」と感じるタイプ。 だから、その「嫌いな奴」「いやな奴」がどうやってのし上がっていったかを見たい反面、打ちのめされて、みじめに滅んでいく姿も見たいわけだ。 だが、彼は今世界最大の権力者に登り詰めて、これから何をするかはわからないが、ある意味「何でもできる」状態にある。 ある意味、21世紀最大の成功者のひとりになっているわけだ。 だから、この映画は、立て付けとしては「ピカレスク」ものであり、しかも「経済クライムサスペンス」なのだから、いやな主人公なのに、いつの間にか主人公を応援してしまって「え?」となってしまう話であることが多いのに、さすがにそうはならない。 そして、物語としてのピカレスクは、 ① 最終的にいろいろなことで追い詰められて敗残していく ② 悪しき指導者の下を離れて、人間的に成長していく という形式を取ることが多いのだが、結果的に①追い詰められもせ ず②成長もしない、という不思議な作品となっている。 だから、満足感が少し足りないのだが、ロイ・コーンという、アメリカ現代史の中でも相当級の悪人に仕込まれたトランプが「登り詰め始めるまで」を描いた作品と考えれば、これは「前編」ということになるだろう。 いずれ5年後、10年後に、この作品の「後編」が作られる前提として見ておこう。 その点では面白かったが、素直に笑えないのも確かだ。 願わくば、スカッとする後編を見たいと思っている。
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