ピリッとしない

関東と関西の女性やさぐれグループの対立を描いているのかと思ったら、関西のヤクザが絡んできて、ごたごたに。焦点がはっきりせず何じゃこれはという出来。登場人物が大勢の割に、主役であろう高宮敬二もなんとなく動きが悪いし、やさぐれの女子リーダーたちも性格が描き切れていない。
一つの拾い物は松竹時代の菅原文太が見られたこと。文太兄い、悪どいバーのマスター役だった。もう一つ松岡きっこがオシの娘役で出ていたが、これもストーリーを作るための装置なんだが、ピンボケの写真を見ているようで描き方が甘い。
たいした映画では無かった。