パスワードを忘れた方はこちら
※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。
メールアドレスをご入力ください。 入力されたメールアドレス宛にパスワードの再設定のお知らせメールが送信されます。
パスワードを再設定いただくためのお知らせメールをお送りしております。
メールをご覧いただきましてパスワードの再設定を行ってください。 本設定は72時間以内にお願い致します。
戻る
KINENOTE公式Twitter
映画・映画人登録リクエスト
ブータン 山の教室
Like0
ヤクというのはチベットやブータンで見られるウシ科の家畜。野生種もいるようだが、詳しくはウィキペディア等に任せる。 さて物語は、歌手を目指していて、教職につく気の無い教師ウゲン(シェラップ・ドルジ)は辺境の学校へ転勤するよう命ぜられる。そこは電気もなく、携帯など通じるわけも無い世界一の辺境なのだ。 イヤイヤだったが、ついてみれば村人たちの歓迎や、子どもたちの教育に対する期待感などがひしひしと伝わってきて、すぐに帰ると言ったものの冬が来るまでそこにとどまり、村人たちと交流を深めていく。 しかし冬が来る前に任期が終わり、彼はオーストラリアへと旅立つ。異郷のオーストラリアでは歌手として働くものの、結局は村人たちに教わった“ヤクに捧げる歌”を口にするようになる。 ウゲンの成長物語だが、日本映画なら多分辺境の地にとどまって教師を続けるところで終わるだろう。この映画では後ろ髪を引かれながらも自分の意志を通しオーストラリアに渡り、そこで村人たちを思い出すというところで終わっている。余韻が大きい。 辺境の生活と人情がよく描かれているが、こんな辺境でも子どもたちを学校にやり、生活のために労働に専従させないところが不思議だ。日本なら農村の悲惨さを描き、暗い話になるところを明るく前向きに描いているところがいい。
鑑賞日
登録日
評点
鑑賞方法
送信