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オーシャンと十一人の仲間
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集団泥棒劇(?)の元祖的作品か。今回超久しぶりの再見で驚いたのは本作がカラー作品だった点。自分にはモノクロの記憶しかない。多分白黒TVでの記憶か(どんだけ古いんだか)。 冒頭のタイトルクレジットなんかサイケな感じでなかなかイケていて新鮮な気持ちで観ることができた。やはりシナトラ一家を中心にした個性的なキャラクターたちの絡みが見どころ。メンバーはもちろん、彼らに絡む女優陣に至るまでそれぞれに過不足なく見せ場を設けた演出は実に要領のいいもの。あちこちにクスグリを入れるのも忘れない。演出が「西部戦線異状なし」のマイルストン監督というのも意外だったが。コメディセンスもある人だったらしい。 作戦会議でひとり苦虫を噛み潰したような表情のディーン・マーチン。同じ戦友ながら今やみな老いぼれ。成功するわけがないとあっさり降りる。仕方ないと襲うホテルをひとつ減らすことにするシナトラ。それを聞いたとたん「やっぱりやるよ」と手のひら返しのマーチン。何だかアドリブ風な脚本がおかしい。 前半はシナトラらに翻弄されるボスのアースボス役エイキム・タミロフが目立っていてコメディリリーフになりながら要領よくメンバー集めを消化していく。 後半、作戦会議あたりからシナトラ一家が画面を占める割合が増えてくる。そんな中電気技師で作戦の重要な役割を担うリチャード・コンテがいい味を出している。彼だけ悲劇的結末を迎えるが、そのため作戦がご破産になってしまう。日本土産のそろばんが伏線か(んなことはない)。 彼の葬儀場でのほろ苦いオチは集団泥棒劇の定番としてその後も受け継がれることになる。
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