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輝ける女たち
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男もなにげに重要な役割を果たしているのだけど、やはりこのタイトルがふさわしいのだろう。なんだかんだでここでの男は女たちに振り回されているだけなのだから。もっとも男は女たらしらしいニッキーだけだが。息子のニノはゲイだし。 キャバレーのオーナーの死をきっかに集まった家族たちの侃々諤々がときにコミカル、ときにシンミリと綴られる群像劇。ドヌーブやミュウミュウ、エマニュエル・ベアールといった仏を代表する女優らの競演が見どころ。 ただ家族と言ってもいささか複雑であり、その関係を整理するのに時間を費やしてしまうところが難。オーナーの遺産相続のシーンもあったけど遺族同士の諍いが始まるわけでもない。いや皆それぞれ向いている方向が違うので遺産をめぐっての争いは起きない。それよりも互の関係や今後の話し合いで揉めている。 家族がバラバラな原因のひとつはやはりニッキーの女たらしにあろう。おかげで複雑な家族構成になっちゃってる。元妻、愛人、現在進行形の恋人・・・集まっただけで3人も居る。いくら芸能人だからといっても節操がなさすぎ。ニッキーを演じたジェラール・ランヴァンの常に困り顔で生気のない様子が何だかおかしかった。自分が男だからから映画全体をこの男の視点で眺めてしまう。フツーならいたたまれず逃げ出したくなるはずなのに彼は目下の恋人レア(ベアール)しか眼中にない感じ。 見てくれが貧相なだけに同情してみてしまうが冷静な視点に立ってみれば酷い男には違いない。そんなニッキーをときにからかい、嘲笑う女たちのたくましさに乾杯・・・といった映画です。あと時折挟まるキャバレーのショーもアクセントとして効いていました。 結末はこの手の映画にありがちな唐突な心変わりというもの。特にニノの豹変(それまで無関心だったキャバレー経営に急に本気になる)は取って付けた感じだったけど、めいめいがそれぞれの道に散っていくラストは印象的だった。
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