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シングル・イン・ソウル
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大雑把に言うなら作家志望の塾講師と編集者とのギクシャクした恋を描いたロマコメふうなラブストーリーということになるのだろう。でも恋の成就で終わらないことからもシングルライフと恋愛という、ある意味相反する関係に焦点が当てられていて、そこが目新しさを感じさせるところだった。 シングルライフを謳歌するヨンホ(イ・ドンウク)だけどそこに至るまでの過去にそれなりの失恋経験を経てきている。傷つくことに懲り、自分を見つめ直すことでおひとり様生活の良さに目覚める。 一方シングルライフの連載を担当する編集者のヒョンジン(イム・スジョン)はヨンホと対照的に恋愛妄想癖がある。恋に堕ちることを夢見ているようなところがある。そのせいか身の回りにだらしがない。常に夢見ているせいだろう自分の足元が疎か。 一方のヨンホは小奇麗で清潔な暮らしぶり。それは一人生活に豊かさと満足を感じているからだろう充実している感じである。 こうした対照的なふたりの描き方が興味深い。一人といっても常に他人との関係で社会生活を営むことに変わりはない。多少の人間嫌いはあっても最低限の付き合いさえ押さえておけば寂しさなども感じない・・・というヨンホの言い分に自分は大いに頷く。恋愛というのは何かと面倒なものでもあるのだ。 こんなふたりが恋に堕ちて・・・というロマコメらしいなりゆきになるのだが・・・。ヨンホの元カノがもう一つの連載執筆者であることがわかり、ふたりの過去がヒョンジュンの知るところとなる。 いったんは結びつきそうになったふたりだけど、結局ふたりの恋はそこで沈静化してしまう。こんな男女関係が増えてきているのかもしれない。恋が成就してめでたし、めでたしで終わらないところが今風だ。だからといって悲恋といった終わり方とも違う。仕切り直してまた関係が始まりそうな予感を感じさせた。 夜景が美しいヨンホの部屋でふたりがキスを交わすシーンは何だかかつてのトレンディドラマを見ているような気になった。本と恋の組み合わせとかシティポップふうな音楽なども含めて。
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