こちら、タイ映画「Halabala」（2025）のレビューです

BKK TERMINAL 21 SF CINEMA 8。1時間50分。シネマスコープ。BRAND THINK CINEMA。英語字幕。評価＝55点。

・「Halabala」（2025）
監督：Eakasit Thairaat、出演：チャンタウィット・タナセーウィー Chantavit Dhanasevi（刑事ダン）、Nuttanicha Dungwattanawanich（ヴィ/ダンの妻）、Anon Saisangcharn（逃亡犯タブ）ほか。

悪魔憑きもの。

バンコクのダン刑事には妊婦の妻がいる。彼は「Hundred-Body-Dan」と呼ばれ、多数を殺害しているようだ。その苦悩や葛藤は描かれない。今回も犯人を殺害し、バンコクからタイ南部（マレーシアに近い）の「Halabala」に妻も一緒に異動させられる。

一方、ダンが刑務所に送った「Flame-Eyed-Tab」タブが脱獄し「Halabala」に向かう。

「Halabala」へは、Botoh村を通らねばならない。そこは、食人族が住む村である。部族以外は誰も立ち入ることができない。

そこには「Bataya Uwalu」という悪魔がいると・・・。

その村出身の爺「Hunter Dum」を道案内に雇い、「Halabala」警察の4人の警官とダン刑事がタブを追ってジャングルの中へ。

食人族は現れない（笑）

悪魔に憑りつかれた警官の1人が他の3人を殺す。タブはタブの案内人を殺し、そこにあった警官4人の死体から首を斬り取り、案内人の首と5つを杭に突き刺して立てる。

タブは爺ダムにあっさり殺され、穴の中へ落とされる。穴の中にいたダン（悪魔に憑かれた）がタブの首を噛み肉を喰らう。

爺ダムもあっさりダンに殺される。

後半は妻ヴィを襲う悪魔（ダンの姿をした）と、妻を助けようとジャングルから生還したダンのドラマになる。

ラストでは「ダンの姿をした悪魔」と「普通のダン」と「悪魔が憑いたダン」の3人のダンが登場するので、観客は混乱する。

ラストのラスト。悪魔に憑かれたダンの目が赤く光りニヤリと笑う。

車の中で「ダンの姿をした悪魔」に追われた妻は出産する。

ラストで妻はどうなったの？映らない。