IQ170の天才にしてはテロの犯人4人の特定の仕方がお粗末。インターネットを駆使した「#サーチ」「ナワヌルイ」のスリリングさも見られない。いつの間にやら犯人の居場所を見つける。プロセス端折りすぎ。
殺しの武器に拳銃を使う胆力がないのがラミ・マレックの個性だというのならしょうがないが、化学薬品を混ぜて作った爆薬が唯一の武器だとは唖然。
ラミ・マレックの復讐心の強さが見えないのはそのためか。「必殺仕置人」で鍼を脳髄に突き刺すように、恨みを武器に込めないといけない。
愛する妻がやたらと登場するのは過剰な演出。
特にローレンス・フィッシュバーンの研修は何の役にも立っていないし、結局彼は何者だったのか？
肝心のラスボスはなぜ殺さないの？
ラミ・マレックの優柔不断に終始イライラする作品だった。「アマチュア」の標題に納得した。