罪とゾンビ罰。

kino cinéma心斎橋にて鑑賞。

人里離れた廃校でのダンス映像の撮影に参加した主人公シヨンが遭遇する絶体絶命の状況を描く。

映画は、ゾンビによる襲来から危機また危機の展開になるのだが、謎の新興宗教の陰謀や、シヨンとその母をめぐる過去、シヨンの学生時代に起きた事件と被害者の肉親など複雑な側面が露わになってくる。

被害者と見えたシヨンこそが絶対悪で、彼女を裏切ったかに見えるチェユンがその悪を封じる計画を立てた呪術師というどんでん返しの果てに、ゾンビを手駒に遂に封印を果たした思ったその先でもう一度反転する結末が待っていた。

「THE WITCH 魔女」シリーズが再開しない現状では、「THE SIN 罪」ユニバースの始動を期待したいが、ただの繰り返しでない続編はハードル高いだろうか。