気功無敵。

T・ジョイ梅田にて鑑賞。

1980年代の香港を舞台に、難民などが集まる無法地帯の九龍城砦に逃げ込んだ密入国者のチャンが、その地の人々と交流を重ねるが、自分の出自から命を狙われ、権益を目論む黒社会の人間たちの企みも絡んで一大抗争に発展していく様を描く。

九龍城砦については、ドニー・イェン、アンディ・ラウ主演の「追龍」でも舞台となっていたが、本作はスケール、アクション、そしてその熱さなど全てが上回る。

義理と人情が絡むアジア的なテイストを全盛期の勢いのままの香港アクションが展開。最近では寂しい風景となったネオン街も再現されている。気功で超人化した悪役を四人がかりで押さえ込むクライマックスでは若い頃のサモ・ハンも出演していた「プロジェクトA」を思い出した。

アクション監督の谷垣健治、音楽の川井憲次など日本勢も素晴らしい仕事をしている。四人のうちの一人でマスクの彼も日本人設定だったみたい。