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鑑賞日 2002/06/08  登録日 2025/04/04  評点 10点 

鑑賞方法 映画館/東京都/銀座シネパトス 
3D/字幕 -/-
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山田洋次『同胞』の関連作品(劇場公開時の感想)

この作品の製作&配給をした「ふるきゃらシネマ」は、
本日鑑賞した山田洋次監督の『同胞』(1975)の劇中に登場した実在の劇団「統一劇場」から独立した「劇団ふるさときゃらばん」が設立した会社で、
監督&脚本の石塚克彦は、ふるさときゃらばんの主宰者で、
『同胞』の劇中劇『ふるさと』の作演出を担当していた。

<以下、劇場鑑賞時に書いた感想に、若干の手直しをした文章>

このストーリーを観たまんま解釈すると、
「これといってすることがない日々を送っている中学生が、
カツアゲ、自転車泥棒、食い逃げなどの犯行に及んでいるうちは良かったが、
たまたま仲間たちと始めた自転車競走が商店街のイベントとして活性化にひと役買ってしまったので、
大人が勝手にやったノミ行為の罪までかぶらされて少年院に行くことになってしまう」
という、とんでもない内容になる。

若者の暴走と疾走の区別もつかないのに、
若者の生き方についてひとこと言われちゃかなわない。

地方の古い商店街がさびれていることに対しても、
ほんのちょっと触れてみただけ。

まさに、安直な発想による単発的な町おこしのような無益な映画。