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鑑賞日 2025/04/15  登録日 2025/04/15  評点 40点 

鑑賞方法 テレビ/有料放送/WOWOW 
3D/字幕 -/字幕
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ポルノ的B級映画かな?やっぱり

【あらすじ】
リゾート地に滞在中の作家の中年男セヴリンは、
隣室の美女ワンダに一目ぼれし、
彼女が部屋に男を連れ込んだのを壁のすき間からのぞき見したり、
彼女にアタックしたりした結果、2人は結婚した。

セヴリンは平凡な恋愛ではなく「ワンダに嫉妬しないと満足しない」と思い、
ワンダがその通りに行きずりの男と関係を持ってエスカレートさせ、
避けられたセヴリンは苦悩することになる。

--

マゾッホの代表的な小説「毛皮を着たヴィーナス」の映画化。

ただし、
変態の一種「マゾ」に関するストーリーなので、
マゾ以外の人にとっては解釈が難しいという理由もあって、
原作を忠実に映画化したのか?
ストーリーの上澄みだけ採用したポルノ的な作品なのか?
判断ができない。

後者の根拠としては、
日本での公開時に成人映画とされたこと、(アメリカではR指定だったらしい)
マッシモ・ダラマーノ監督はマカロニウエスタンのカメラマン出身であること、
作りが雑っぽいこと、
などがある。

雑な作りの例としては、
ラウラ・アントネッリの髪型が屋外と屋内で変わっていること。

ロケで撮影された屋外シーン(と、一部の屋内シーン)では、
アンナ・カリーナみたいな、前髪があるロングヘアーで、
撮影所で撮影されたと思しき屋内シーンでは、
前髪ナシでおでこ出した、70年代以降の見慣れた彼女の髪型。

彼女が勝手に変えてしまったミスなのか?
スタッフが緩かったからスルーされたのか?

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ストーリー的に、やはり「マゾに対する理解の壁」があって、
面白さは感じ難かった。

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スタッフ&キャストはイタリア人で、
オリジナル版はイタリア語らしい(鑑賞したのは英語版)が、
イタリアでは検閲に引っかかって公開できなかったので、、
西ドイツ映画として作られたらしい。

そんなわけで、
イタリア版はセックスシーンの置き換えがあったりしたので、
上映時間もタイトルも異なる各国バージョンが作られたらしい。
(以上、IMDbより)