今に置き換えても

戦後１６年の１９６１年によく東宝はこんな映画を制作したものだ。集客はあまり期待できないでしょうに。
核が中心となる第三次世界大戦を想定させ、世界が滅びる前に何をすればいいのかを問いかけるのは分かるが、これで日本国民が声を出し世界を動かせるとは思えない。
確かに間違って核のボタンを押したり、一つの事故で世界は滅びると言う現実は今に置き換えてもそのままである。
あくまでも架空であるが、連邦軍は西側であり、同盟軍はソ連だと言うことは直ぐ分かる。しかも１９５０年の朝鮮戦争で分離した３８度線で最後衝突が起こるなどはリアルである。
東京が核ミサイルで消滅した原因は、連邦軍の基地があったため。今のアメリカの傀儡を真剣に考えないと、映画のようになるよ！
円谷英二さんの特撮は、当時としては流石でした。