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鑑賞日 2025/03/20  登録日 2025/03/21  評点 68点 

鑑賞方法 その他/TSUTAYA DISCAS 
3D/字幕 -/字幕
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ある孤島の出来ごと

ロマン・ポランスキー監督の3作目でイギリス時代の作品。確かに映画の舞台(車が右ハンドル)がイギリスでした。この作品がベルリン映画祭の金熊賞とは、素人の私には理解不能でした。私には「ローズマリーの赤ちゃん」以降の「戦場のピアニスト」や「ゴーストライター」などの方が分かりやすかったです。
映画は孤島(島と言っても満潮時に島になる、フランスのモンサンミッシェルのような)に向かう車。乗っているのは二人の男。運転手アルバートは、何か苦しそう。助手席のリチャード(ライオネル・スタンダー)は、右手にけが。車がエンストしてしまい、助けを求め孤島へ向かうリチャード。ここからが映画の本番。この二人の素性が分からなかった(見落としたかも)が解説でギャングだったとのこと。きっと銃撃戦で負傷してしまったようだ。
孤島の城塞には、新婚??10か月の夫婦が住む。夫ジョージ(ドナルド・プレゼンス)と若いフランス人の妻テレサ(フランソワーズ・ドルレアック)。どうしてこんなに気の弱い男と活発な妻が結婚したのかが不思議だが、金目当てしかないでしょう。妻は近所(ボートで通う)の若い男に色目を使うがダメ亭主は見て見ぬふり。
こんな夫婦の家へ忍び込んだリチャードのおかげで変化に飛んだ生活が始まる。リチャードは親分に電話をかけ迎えのヘリを期待するが一向に来る様子がない。その間、夫妻の友達の二組がやってきて、リチャードはお手伝い役。ありえないでしょうが。若い友人夫婦の亭主にまた色目を使うテレサ。(フランス女性を見下している)なんとこちらの妻がジャクリーン・ビセットでした。(ほとんどセリフなし)
アルバートは死亡。最後にはリチャードも自分の拳銃で弱虫亭主に撃たれ死亡。テレサは若い男と逃げ、ジョージは岩の上で悲しく泣く。