パスワードを忘れた方はこちら
※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。
メールアドレスをご入力ください。 入力されたメールアドレス宛にパスワードの再設定のお知らせメールが送信されます。
パスワードを再設定いただくためのお知らせメールをお送りしております。
メールをご覧いただきましてパスワードの再設定を行ってください。 本設定は72時間以内にお願い致します。
戻る
2025/2/12
「キネマ旬報」2月号は発売後SOLD OUTしました。特集は「2025年、映画の旅」(70P超!公開待機作ラインナップ特集)。表紙・巻頭インタビューは、派手に痛快なコンゲームを繰り広げる「劇場版 トリリオンゲーム」主演の目黒蓮。
2025/02/05
「キネマ旬報2月号増刊第98回キネマ旬報ベスト・テン発表号」発売中! 2024年度ベスト・テンの全順位と講評を誌面にてぜひご覧ください。
2024/07/11
1919年(大正8年)7月11日「キネマ旬報」は映画好きの学生たちによって誕生しました。雑誌の100年の歴史を俯瞰した記念ムック「キネマ旬報の100年」発売中です!
2024/02/05
「キネマ旬報2月増刊第97回キネマ旬報ベスト・テン発表号」発売中! 2023年度ベスト・テンの全順位と講評を誌面にてぜひご覧ください。
2024/02/01
2023年 第97回キネマ旬報ベスト・テン第1位の作品と個人賞を「キネマ旬報WEB」にて発表いたしました。
KINENOTE公式Twitter
映画・映画人登録リクエスト
パリタクシー
Like2
家族との生活費にも困窮しているタクシー運転手のシャルル(ダニー・ブーン)が、金になりそうな長距離客の老婆を乗せた。 その老婆は後半にわかるが、老人ホームに入る(既に入居済だが)前にパリ周辺の自分の人生をタクシーで巡るという一種のロードムービーである。92歳の老婆マドレーヌ(リーヌ・ルノー)はタクシーの中でシャルルに自分の人生を語る。最初は鬱陶しい客だと思ったシャルルだが、彼女の語りを聞くうちに自分の人生も照らし合わせたのでしょう。自分の祖母のように打ち解けて接するようになる。 彼女の話は、第二次世界大戦終了後のパリ解放時に知り合った米兵との間に息子をもうけるが、米兵は帰国私生児として育てる。 やがて新しい男と結婚するが、この男がDV男であり息子・妻に暴力を振るう。この頃のマドレーヌ役はアリス・イザース。暴力に耐えられなくなり、息子を母親に預けた間に夫の陰部をガスバーナで折檻。(当時はフランスでも妻側からの離婚話もできない男社会だったようだ) 殺人未遂で裁判、禁固刑25年の厳しい判決。(重要犯罪は、上訴ができな、これも信じられぬフランスの法律) やっと出所するが、愛息子は成長していたが、戦場カメラマンを目指しベトナムへ、そこで帰らぬ人となる。 当然母親も先に亡くなり、一人となったマドレーヌは老人ホームを選択したということ。人生の悲哀を感じさせる。 巡る旅を終えたタクシーは老人ホームの前で下すが、料金の支払いが終わっていない。シャルルは「後でいい」と言うが、彼女はカードも持っていないのか?こんな運転手は実際には居ないはずだが、要は最後のよくできた伏線だったのでした。 タクシー関連の映画は多く、名作もたくさん見た。 私の見た映画で上位評価作品は、「タクシードライバー」(1976)、「ナイト・オン・ザ・プラネット」(1991)、「タクシー運転手」(2017)、邦画では「月はどっちに出ている」(1993)、「KAMIKAZE TAXI」(1995)ですが、本映画もその仲間入りにする映画でした。
鑑賞日
登録日
評点
鑑賞方法
送信