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紅はこべ
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原題"The Scarlet Pimpernel"で、邦題の意。バロネス・オルツィの同名小説、及び夫モンタギュー・バーストウとの共作の同名戯曲が原作。 フランス革命でギロチンにかけられる貴族たちを救出して、イギリスに亡命させる侠客を描いた冒険活劇で、その正体不明の侠客が紅はこべと呼ばれるイギリス貴族ブレイクニー卿(レスリー・ハワード)、これを追うのが革命政府全権大使ショーヴラン(レイモンド・マッセイ)、というわかりやすい構図になっている。 これにひと工夫凝らしたのが、ブレイクニー卿の妻でイギリス社交界の花マルグリット(マール・オベロン)が、夫は紅はこべとは知らずにショーヴランと内通していて、夫を窮地に陥れてしまうこと。 もっともブレイクニー卿の方が一枚上手で、ショーヴランに騙された妻を土壇場で救い、かつショーヴランの配下を抱き込んで、逆転をくらわすという痛快な幕切れとなる。 快傑ヒーローものなので万事、紅はこべに都合よく出来ていて、普段の顔はボンクラというのも『奇傑ゾロ』(1920)同様、この手のヒーローものにはよくある設定だが、原作は『紅はこべ』の方が先。 かつてマルグリットがフランス貴族をショーヴランに売ったことで夫との夫婦仲が冷え切っているが、それが誤解であり、マグリットが夫への愛の証を立てたことで夫婦仲が戻るというメロドラマにもなっている。 ロベスピエールのジャコバン派を悪、紅はこべたちイギリス貴族・フランス貴族を善と単純に色分けされ、フランス革命はあくまで舞台設定に過ぎない。 紅はこべが完璧なフランス語を話すことになっているが、全編英語でほとんどフランス語が出てこないのがちょっぴり残念。マール・オベロンがとっても美人。
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