杉咲花さんはショートカットの方がずっとかわいい

何と言うか、ちょっとずつ重いようなテーマを散りばめた感じで、これで感動しちゃう人もいると思うけど、いかんせん全体のプロットがむちゃくちゃすぎて、いかんともしがたいという感想。この物語だと天才杉咲花でも救えなかったか...というところだろうか。児童虐待についても、ちゃんとけりを付ける必要があるのではないかと感じる。杉咲花さんのお母さんとの関係も放りだしたまま終わってしまうのは、かなりもやもやする。
もちろん部分的にはいい場面は沢山あって、断片的に見ていくとすごくいいところも有るのだけど。そしてとにかく宮沢氷魚くんのキャラが意味不明すぎて、そこだけでこの映画がおかしくなっていると感じる。超金持ちの息子で、家業の会社の専務でって、韓国ドラマかよ、と。どんな立派な会社か知らんけど、あんなタワマンに愛人を囲っておくのは無理もいいところだわ。志尊淳くんも、確かにすごくキレイな顔をしている人だけど、やはりあの役は女性に演じてもらうのが良かったのではないかな。最後の方でちょこっとだけ出てくる倍賞美津子さんがいちばんまともで、なんか救われる（汗